平成18年度文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
「健全な社会を支える技術者の育成」
平成18年度安全・安心ものづくり教育シンポジウム実施報告
日 時:平成19年3月28日(水) 14:00〜17:30
場 所:ウェルシティー長崎(長崎市茂里町3番20号 TEL:095−845−0860)
プログラム:
1.齋藤学長挨拶
2.小山工学部長挨拶
3.基調講演
講演1 ロータリエンジンの開発を通しての工学教育への期待
田島 誠司 氏
(マツダ株式会社 パワートレイン開発本部 主幹)
講演2 安心・安全の科学と技術者教育
関根 和喜 先生
(国立大学法人 横浜国立大学 安心・安全の科学研究教育
センター センター長)
4.事業説明と報告 長崎大学工学部GP担当教員
5.パネルディスカッション
参加者 66名(外部 3名,工学部教職員 63名)
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シンポジウム開催の目的
長崎大学として、文部科学省に「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」として採択されている「健全な社会を支える技術者の育成」という教育プログラム、ひいては工学教育をどう進めるかにあたり、トップレベルの技術者や安全工学の研究者から講演して頂き、工学系の大学・高専・高校等の教員、県・市などの自治体関係者、企業の技術者等から意見を頂く。そして、このシンポジウムの議論を踏まえて各機関において今後の業務の参考にして効果をあげる。また,本学の今年度の事業説明と実施報告を公表する。
シンポジウムの概略
シンポジウムでは、はじめに斉藤学長から挨拶の後、小山学部長から本プログラムの意義・目的が述べられた。引き続いて2つの基調講演が行われた。1つ目の講演は、プロジェクトXに出演されたマツダ株式会社の田島誠司氏による「ロータリエンジンの開発を通しての工学教育への期待」で裾野が広い技術知識と市場を見る目・問題解決能力を身に付けた技術者の育成の大切さを講演された。また、2つ目の講演では、国内で安全・安心をリードする横浜国立大学 安心・安全の科学研究教育センター長の関根和喜先生による「安心・安全社会」への正しいリスク認識の重要性、特に事故や災害が起こる可能性があるものとして考え合理的な判断にもとで柔軟に対応できる技術者の育成の必要性を講演された。続いて、平成18年度の本プログラムの事業説明と報告を行なった後、安全・安心とものづくり教育を地域にどう学ぶかという点から両氏ならびに長崎県産業労働部雇用労政課の町田課長と本プログラムから2名によるパネルディスカッションをおこなった。町田氏から、長崎県における産業構造の特徴とそれに伴う人材育成の取り組みが説明された。それに引き続き、長崎県の特徴を踏まえて社会とのつながりのなかでキャリア教育を進めることの意義、また安全・安心をどのような視点から学部専門教育のなかへ取り込んでいくのか、さらには安全・安心に基づく新しい産業の創成あるいはそれを担う学生の育成の可能性について討論が行われた。
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シンポジウムの成果
安全・安心ものづくり教育シンポジウムを実施したことにより、参加者の安全・安心教育の重要性また学部授業との関連性、またそれを通しての長崎県の地域に根ざしたキャリア教育の推進の意識を高揚させることができた。さらに、大学が県および横浜国立大学の安全・安心の科学研究教育センターと今後も連携をますます深める必要性が認識された。
今後の事業枝の反映
出席者へのアンケートによると、シンポジウムに参加しいただいた教職員の方々が「学生の意識の高揚を図ることの重要性」を認識していただいたことに、本プログラムを進めるにあたり、シンポジウムが大変有用であったことを示すものと思われ、学生の意識を高める方法をさらにさまざまに試行していく予定である。また、県および横浜国立大学の安全・安心の科学研究教育センターと今後も連携をますます深め、安全・安心ならびに地域連携を多方面からさらに進める予定である。
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